なにもないわたしサブと器用貧乏な店主のものがたり。
RAFTができる前のものがたり。
サブ。
沖縄出身。
全員自由な兄弟。男4人育てたと思っていると親に言われている。
アメリカに行けばtom boyと呼ばれ、たまに同級生に会えば破天荒と言われる…
結婚しそびれ、29歳。
勢いで東京に来た。
とはいえ、実際は千葉の松戸。
そこらへんの最終ど真ん中つけないあたりがほんとサブらしい・・・。
33歳には沖縄に帰る契約だった。
契約書置いて実家を出た。
人生の大半をタラタラ流れに身を任せて過ごす。趣味も特技もない。
野菜に例えるならジャガイモ。
楽しいことは好き。
美味しいものは好き。
苦手なことはしない。
アウェイに弱い。
高品質に弱い。
基本人見知り。
ただ、接客は好き。
自分を許してくれる人達はすき。
甘ったれ。
そのくせ頑固。
他力本願。
いいこと一つも出てこないな笑
あ!いい人引き寄せる力ある。他力本願に通じる。笑
そして、夢はいっぱい。
全部書いたら明日になってしまうから一つだけ絞り込む…
20歳くらいの頃から将来の夢は食堂のおばちゃん。
楽しそうだし、喋って笑って一日終われそうだから。←安易。笑
そして、「おきなわいちば」に掲載されること。
そこ、極み。笑
MYOJOとかnon-noとかみんなが通る雑誌に手を一通り伸ばした後、目に留まった沖縄の雑誌。
今も変わらずおしゃれな雑誌だけど、
そこには食堂のおばちゃんたちの笑顔がたくさん載っていたという記憶。。。
ここに載りたい…ずっとそう思っている。
あとはー、たくさんの面白い人が周りにいる。いい人ばっかり。これはかなり得。かなり徳。
一緒に働くと「いつも掃除してる人」のイメージ。
だと思う。笑
綺麗好きなわけではなく、せっかちでただただ隙間時間が嫌いなだけ。
学生の頃のバイトも社会人になってからも毎年のように「お掃除出来るで賞」みたいなのを貰い続けましたが、あさみ(母)には、部屋こんなに汚いのに?!といつも嫌味を言われていた。笑
学生の頃はずっとガストでバイト。
リゾートホテルのレストランに就職。
新橋OLしてみたり、沖縄居酒屋してみたり、靴屋さんしてみたり、カフェしてみたり、パン屋さんしてみたり、意識高い系スーパーしてみたり…で今に至る。
食堂のおばちゃんになるには「定食」は必要不可欠なんだけど、なぜかそこの経験は欠落している。ほんとばか。笑
「定食」がないと食堂にはならない。
ある日、そのうち食堂のおばちゃんにしてくれそうな人に出会う。
それが、店主。
荒波を乗り越えるのではなく突き破り、試行錯誤ではなく周りから地固めし、遂には紙切れを提出させる🙌🙌
この間の話も小説になりそうな程だけど、ここでは割愛。
そんなこんなで、なんとなく夢と希望が揃ってきた。
それなのにこれまでと何も変わらないテキトーでタラタラ流れにのってただのばあちゃんになりそうだ。
今も普通に楽しいし壊したいことは何もない。
でもサブがなりたいのはただの幸せばあちゃんではなく、食堂のおばちゃん経由の鬼幸せばあちゃんだから。
これは浅草3丁目の裏路地にあるRAFTがはじまるまでの物語。
次回に続く…