RAFT、海ぶどう始めました。
沖縄おつまみをベースにしているRAFT。
海ぶどうはないの?と聞かれること多めでした。
そもそも、海ぶどうを食べる生活をしていない沖縄人。
海ぶどうは観光客の食べ物だと思っている沖縄人。
そして、扱い方や保管方法が難しそうだなーとか思うとなかなかメニューに入れよう!とは踏み切れずにいました。
先月の今頃、「海ぶどうの全国発送を始めたので取り扱いしませんか?」というDMを頂きました。
海ぶどうねぇ…と一瞬考えて。
9月末に沖縄に行く予定があったので、1度お会いしてから決めたいと思い、その旨を伝えて時間を作ってもらいました。
そして、沖縄へ。
宜野座村にある漁港で養殖をされている「海ぶどう娘」さん。
お互い、DMでのやり取りしていないのでドキドキ…。
出迎えてくれたのは、スポーティーなおじ様と同年代かなーというご夫婦でした。
初見、ちょっと安心😆笑
ご挨拶をして、ハッシュタグも付いていないInstagramでよくRAFTを見つけてくれましたねーなんて話をして。
まずは、養殖場の見学をさせて頂きました。
海ぶどうの存在は知っていても、海での養殖なのかなーとか、はじまりはどこなのかなーとか、謎だらけの食べ物…。
海ぶどうは30年前くらいから養殖が始まって、一般的にも食べられるようになった割と新しい海藻。
今ではモズク、クルマエビに次ぐ沖縄の養殖水産物生産量第3位の主要産業だそうです。
沖縄の海水温が海ぶどうの育成にピッタリ。
そして、他には無い「プチプチ」食感が1番の特徴です。
水温と日光の加減を管理して、母藻から1ヶ月くらいで成長するそうで、思っていた以上に早いし、どんどん成るんだなーっていう印象でした。
摘み取りから仕分けは全部手作業😳人の目と手が必要。
海ぶどう娘さんは家族総出で海ぶどうに向か合い、繁忙期には20人くらいのパートさんも一緒に摘み作業をしているそうです。
母藻をつけて育成させ、摘み取って洗浄、養生し、出荷。
工程的にはとてもシンプル。
だけど、「休みはないよー」って笑いながら言っていました。そりゃあそうです。
雨の日も風の日も海ぶどうは育つし管理を必要としている。
シンプルだからこそ、管理が海ぶどうのポテンシャルを左右する。
すごい産業だなーって思いました。
愛情ないとできないなーって。
RAFTに連絡をくれたのは販売を担当されている海ぶどう娘さんで養殖場の管理をされているのはその叔父さんという関係性。
仕事で長いこと名古屋にいたんだよーって生産者さんと、つい最近まで東京に住んでいたという海ぶどう娘さんご夫婦。
海ぶどうの養殖を始めたのは5年前だそうです。
海ぶどうの養殖する担い手を育てようのプロジェクトのお手伝いをしていたら、長続きする若手がいなくて、これでは途絶えてしまう…ということで、自分が師匠について学んで受け継ごう!ということで脱サラして海ぶどう作りを始めたそうです。
RAFTにピッタリのエピソード✨✨✨
沖縄の海水によって生み出される唯一無二の食感。これを守ろうにも人手が必要。
それを自分がやるかーってなって、それをまた家族総出でやろう!ってなってるところがほんと、すてきだなーってなりました🙆♀️
すごく人当たりのいい御三方。
ニコニコとした柔らかい雰囲気の裏側には海ぶどうに向き合う強い覚悟が見えました。
途絶えさせたくない「沖縄」は、こうやって守られて受け継がれている。
次は一緒に飲みたいですねー🍻なんて言いながら✨
素敵な生産者さんに出会い、海ぶどうの提供を始めることを決めました✨
シークヮーサーポン酢でお楽しみ頂くスタイルでスタート。
食べ方のバリエーション増やしていけたらと思います🙆♀️
いいアイディアあったら、教えてくださーい🙇♀️🙇♀️
そうやって、人の力でRAFTは作られていきます。
ぜひ、海ぶどう、嗜みに来てください🍻